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建築士会について

平成25年度 全国女性建築士連絡協議会 東京大会分科会報告

2013年08月01日(木)

2013.7.14 報告

 和歌山県建築士会の仲谷氏の司会のもと、滋賀県建築士会 柴山直子さん・富山県建築士会 徳田義弘さんをコメンテーターとして迎え、お二人のまちづくりに関わる活動報告をしていただきました。
最初に 「滋賀県大津市における景観まちづくりの取り組み」について柴山さんから報告がありました。柴山さんは建築士会の会員でありますが、あくまで町家に住む建築士としてこの活動に関わられています。平成17年に 大津百町の町家再生研究会を発足、地元住民・町家居住者・建築士・大学教授、学生らをメンバーとし、京町通り(旧東海道)を重点エリア、基本理念「曳山と祭ちょうちんが似合うまちなみ」を掲げ、町家再生・利活用に向けた活動を行っています。出前ワークショップ・町家利活用プロジェクト会議・大津市百町市・市民フォーラム等、行政・住民を交えたその活動は、多岐にわたります。その苦労話と実績を報告いただきました。
 次に 「高岡の建築とまちづくり」について徳田さんから報告がありました。徳田さんは建築士会支部活動として高岡のまちづくりに関わられています。高岡の「土蔵造りの町並み」を残そうという活動を30年間続け、昨年は まちづくり大賞を受賞されました。
活動報告として、7基の御車山の実測調査、地元住民や大学生・行政を交えて「土蔵のある町並みワークショップ」、高岡の1/1000都市模型制作についてのお話をいただきました。
 質疑応答や意見交換では、地元住民や行政との関わり方・手法についての意見が多数ありました。
お二人とも、住民として・建築士会としてと 異なった立場でまちづくりに関わっておられますが、どちらにも共通したキーワードは「祭り」でした。昔からの地元のお祭りが、人と人とをつなげ、そしてまちを形成していく何かを持っている と感じました。
                                                                    (S.O)

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