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建築士会について

平成26年度 全国女性建築士連絡協議会 東京大会

2015年05月01日(金)

20152.27~28

 

 2月27日、28日、東京にて、全国女性建築士連絡協議会が開催され、滋賀からは3名が参加しました。24回目となる今年も、全国から約300名の女性建築士が集いました。メインテーマは「未来へつなぐ住環境づくり」、サブテーマは「大切にしたい暮らし方」です。

 東日本大震災以降、この協議会では被災地における現状報告と取り組みについて発表して頂くことで、建築士としての支援活動や防災について共有してきました。震災後4年目を迎えた本年度は、全体会の基調講演にコミュニティの専門家である荒昌史氏をお招きし『ネイバーフッドデザイン~東日本大震災から学ぶ“よき避難者”を育成する防災減災~』と題してご講演頂きました。まちなみ、建造物などのデザインもさることながら、社会課題を解決していくために人間関係をデザインする、という能力はこれからの建築士には必須であるのかもしれないなと思いました。

 2日目は、「震災① 防災への取り組み」「震災② ボランティア活動の報告」「歴史的建造物と建物再生」「素材と環境共生住宅」「景観まちづくり」「子供と住環境」「高齢社会と福祉住宅」「集まって住む」の8つの分科会に分かれて、事例報告・討論会を行いました。

 それらの成果として、以下のアピールが発表され、閉会しました。

 

  1. 私たちは、今回の協議会を通し、女性建築士として、生活や地域に根付いた活

      動を行い、未来を担う子どもたちや、生活の礎を築いてこられた高齢者にとっ    

      て安心安全な「未来につなぐ住環境づくり」を目指します。

   2. 私たちは、今回の基調講演を通して、女性建築士の専門職としての社会的責任

      とコミュニティの重要性を再認識し、災害時のハードとソフトの両面から防災

      にむけて取り組みます

   3. 私たちは、継続して行っている東日本大震災の被災地における報告を通し、震

      災を過去のものにしない継続した取組みと原発などの課題に向き合い、

      「大切にしたい暮らし」を守ります。

   4. 私たち建築士は、異業種の専門家との連携の重要性を認識し、地域団体、企業、

      行政等の専門家と協働して、誰もが暮らしやすい社会の実現を目指し、社会へ

      の情報発信と諸活動を実践します。

                                                                      (M.I)

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