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建築士会について

平成26年度 全国女性建築士連絡協議会 東京大会分科会報告 E分科会「景観まちづくり」

2015年05月01日(金)

2015.2.28  E分科会「景観まちづくり」

 

 

 参加者は30名でした。まず宮崎県建築士会 柴田志摩子氏が「日向景観デザイン☆5つのたまりのまちづくり」と題して活動報告をされました。JR日向市駅高架駅舎を設計された内藤廣氏の呼び掛けで、地元の若手建築士が集まった勉強会から【5つのたまり】のデザインブックが作成され、日向市へ提言されました。市民を巻き込んだ誰でもすぐに始められる景観まちづくり活動でした。次に京都府建築士会 西田教子氏が「地域景観づくり協議会と修徳まちなみ文化財」と題して、京都府建築士会の活動を紹介されました。京都市の中心部で職住共存の町屋が残る修徳学区は、平成24年に地域景観づくり協議会として京都市から認定第1号となりました。建築計画段階で地域との協議の義務づけがあり、そこでの協議運営に繋がるまちなみ形成意識やまちなみへの愛着心の熟成を目指して住民自身が地域の優れた建物を選定する修徳まちなみ文化財を制定されました。

長い歴史ある地域でのまちづくりと今から創っていこうとするまちづくりは当然違ったものになるのかも知れませんが、ここに共通のキーワードが見えてきました。「コミュニティー力」。調和のある景観があるところには、コミュニティー力があり、景観は自分と他者とのコミュニティー力の現れ。まちづくりは、コミュニティーづくりなのかもしれません。

M.N

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